虹のように錆びたナイフ

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強者の中には、道を切り開けず誰かに頼るくらいなら死ねなどとほざく者もいるが、そう言った連中は明日をも知れぬ生活を送っている存在を知らないだけだ。そうほざく強者は、或いは自身の道を自身だけで切り開いていけるやも知れないが、そんな存在など世界の中で一体どれだけいるというのか。誰もが強いわけではないし、強くなれるわけではないのだ。そして弱い者にだって、生きる権利くらいはあるのである。その弱い者に生きる権利を認めている物こそが、人間の社会だ。弱者にも権利がある世の中が嫌ならば、人間の世界を出れば良いだけの事である。別にそれは悪い事でも何でもない。ただし、人間の世界の都合の良い部分だけをつまみ食いしながら、弱者を侮蔑するような発言をする者は、強者でもなんでもない文字通りの寄生虫に過ぎない。

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